12th KMF2019 レポート

【KMF 2019 東京公演レポート】

毎年9月に行われる日韓 GFSC Charityコンサート「12th KMF 2019」。12年目を迎えた今年はさらにパワーアップしたラインナップで、2度目のKMF出演となるNCT DREAM、チョンセウン 、KMF初参戦のNATURE、そして初の海外公演となったX1までの全4組が参加。
応募が多数殺到し、チケット入手が困難になるなど開催前からプレミアムライブとして注目を浴びた。

東京初日トップバッターとして一際大きな声援を浴びたのは初の東京公演となったX1。11名が登場するや否や、会場からは割れんばかりの声援が上がった。
8月27日に韓国でデビューしたばかりの彼らは、国内はもちろん各国のチャート1位を圧巻したデビュー曲「FLASH」で登場。続いてデビューアルバムから「U GOT IT」を披露。
トークでは「前から来たいと思っていた東京に来て、ファンの皆さんに会えて本当に嬉しいです!」と口々にその喜びを語った。さらに9月22日、誕生日当日を日本で迎えたヨハンのために、会場ではメンバーとファンが一緒にお祝いソングを熱唱。「こうやってONE ITの皆さんにお祝いしてもらってすごく特別な誕生日になりました」とヨハンは感動した様子だった。
ダンス、ビジュアルだけでなく、個々が高いボーカル力を持ったX1。ファンへの気持ちを綴ったバラード「I'm here for you」そして、メンバーの可愛い魅力がたっぷり詰まった「Like Always」を披露し、多様な魅力をステージで証明した。
最後は皆が待ちわびていた「PRODUCE X 101」の代表曲「X1-MA」を披露。
無限の可能性を感じさせるX1のステージに観客からは大きな拍手が送られた。

続いて今回唯一の女性グループとして参加した「NATURE」。オープニングの「Allegro Cantaibile」では真似したくなるようなキュートな振り付けで思わず会場からは「かわいい〜」の声が。「今日はNATURE という名前だけでも覚えて帰ってくれたら嬉しいです。」と謙虚な姿に会場からは温かい声援が送られた。日本人メンバー、ハルを筆頭にMCでは積極的に日本語を話し、観客とのコミュニケーションを楽しむ姿が垣間見えた。アップテンポな「Dream About U」からパワフルなダンスが特徴のカバー曲「My Sharona」を披露し、可愛いだけではない、多様なパフォーマンスで観客を魅了。一度聞いたら耳から離れなくなる中毒性あるメロディーを持つ「SHUT UP!」まで披露した。
最後「I'm So Pretty」ではそのタイトルの通り、NATUREの可愛さが凝縮されたパフォーマンスで華やかなラストステージを飾った。

東京公演で唯一のソロアーティストとしてKMF 2019を盛り上げてくれたのは、チョンセウン 。2度目の参加となった今年、昨年のステージから楽曲もさらに豊富になり、MCでは勉強した日本語で盛り上げより一層成長した姿が見られた。
オープニングではデビュー曲「JUST U」を披露。久しぶりに東京公演に興奮した様子で、ステージ中を歩きながら観客と一人一人とアイコンタクトを楽しんだ。
MCでは、チョンセウンのおもわず笑いを誘う自由なトークを繰り広げチョンセウンワールド炸裂。「ポニョ」の愛称で親しまれるチョンセウンは「今日この会場で、誰よりもポニョに似ている自信があります!」とお茶目なトークに会場の雰囲気を和ませる。
「みなさんにとっても、この歌が好きな歌になってくれたら嬉しいです!」と次に披露したのはKMF2019 のために特別に準備し、初披露となった「니가 좋아한 노래」。しっとりとした甘い歌声でスローテンポのバラードを歌い上げた。
「오해는 마」では、生のアコースティックギター演奏を披露。サビの部分ではファンとの掛け合いを楽しみながら、チョンセウンらしい一体感のある舞台となった。
最後はクールで清涼感のある歌声が光る楽曲「FEELING」を披露し、堂々たるステージで締めくくった。

韓国最新曲「BOOM」で50万枚以上の売り上げを記録し話題となったNCT DREAM。
男らしさが全面に出た楽曲「GO」で登場すると、その圧巻のダンスパフォーマンスに、会場からも黄色い声援が止まない。
会場からの熱いラブコールに「日本に来るたびにさらに大きな声援で迎えて下さって本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた。
キャッチーなメロディが印象的な「My First and Last」からアーバンヒップホップ曲「We Go Up」まで披露すると、以前からまた一段と大人に成長し新たな魅力を見せてくれた。

最新のアルバム収録曲「STRONGER」のイントロが流れると、これまでのNCT DREAM の楽曲とは雰囲気がガラリと変わったステージに観客の目も釘付けに。

「また日本に来られる機会があるのを楽しみにしています!」と別れを惜しみながら、最後は韓国のカムバック曲「BOOM」では「BOOM BOOM」という力強いファンからの掛け声もあり、エネルギッシュなステージで会場のボルテージは最高潮に。
今年のステージでは、NCT DREAMの 「キラキラの美少年たち」から大人に成長する姿を見ることができた。

また、NCT DREAMのジェノとジェミンは22日のスペシャルMCとしても公演を盛り上げた。
日本で2度目のスペシャルMCとなったジェノ&ジェミンのコンビは息ピッタリ。「ファンが喜ぶなら何でもします!」と「BOOM」の中のお互いのキーリングパートでダンスや愛嬌を披露し、女性ファンをドキドキさせた。

KMFのハイライトの一つでもある恒例のフィナーレステージでは、今年も豪華出演者たちが一堂に会し、東方神起の「風船」をカバー。「LOVE KMF」のテーマにちなんで、今年も愛溢れるステージで、観客と幸せなひと時を過ごし、伝統ある公演の襷を繋いだ。来年2020年にはさらにパワーアップした公演が期待できそうだ。

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