GFSC東北希望のコミュニティプロジェクト
~手をつなごう日本 頑張れ!!岩手 大船渡~“夢さんま祭り2018”

背 景

プロローグ 1-1 
東日本大震災において岩手県大船渡市は津波により甚大な被害を被り、大船渡の住民は仮設住宅生活を余儀なくされ、故郷のコミュニティは崩壊された。
新しいコミュニティ作りが急務とされる中、韓国文化に親しんでいた地元住民から、「韓国文化に親しむ機会が欲しい」と地元で活動していたNPO法人チャイルド・ファンド・ジャパンに相談をもちかけた。当法人の宮城県石巻市での支援活動を耳にしたNPO法人チャイルド・ファンド・ジャパンから、支援要請を受けた当法人は、地域住民の為、コミュニティ形成の為に、韓国語講座、文化交流・文化体験の場を作った。
これは、文化交流を好きな住民たちの心の癒しプログラムとなった。
プロローグ 1-2 
2012年7月には、さらに楽しめる「日・韓文化交流会;岩手の共に楽しむ韓国体験」を開き、韓国語のワンポイントレッスンや韓国料理教室など新しいコミュニティ再生と仮設住宅での心の疲れを振り払ってもらうべく復興支援を推進してきた。
GFSC希望のコミュニティプロジェクト
2nd プロローグ 
大船渡は、全国有数のさんま水揚げを誇っている。
2011年12月に「大船渡」駅前・茶屋前地区に、付近の商店主がプレハブ店舗で「おおふなと夢商店街」を開設し営業を再開。当時「夢商店街」は、仮設での商店街の再興という事で話題を集めたが、昨今客数も減少してきており、厳しい現状が続いている。
「おおふなと夢商店街」への客足の減少に不安を抱えている地元住民が、2013年7月21日にNPO法人日韓文化交流会東京事務局を来訪され、夢商店街復興と活性化のため「夢さんま祭り」の共同開催支援を熱く要請された。この背景には、地元からのチャイルド・ファンド・ジャパンの撤退もあり、「夢商店街」の地元住民は、今まで連携をしてきた当法人が頼みの綱と思い、直接、要請に来られたのだ。
それによって地元と当法人と諸協力団体で開催された2013年10月13日、第1回「さんま祭り2013」では、かつてAKBや安倍首相がこの地を訪問した時に勝る人出で盛り上がった。
昨年はさんまの不漁により残念ながら見送りとなったが、今年も「石巻市」「福島」「大船渡市」で、今まで文化芸術を通して東日本の復興支援活動している当法人と地域住民が連携して、「夢商店街」地域の復興応援の為に力を合わせ、幅広く「さんま祭り」を知らせると共に、盛り上げ、大船渡景勝地の観光も含め、「夢商店街」地域を中心に広く地元の活性化と、町おこしに新しく貢献できる企画として推進
大船渡名物“さんま”を使っての日韓コラボ企画「夢さんまキムチ鍋」をB級グルメのブランドとして発信して行く。
また震災を経て地元も自然の素晴らしさを改めて実感する地元の魅力“観光”をアピールし積極的に観光客誘致につなげたい。

今年は“夢さんま祭り”の趣旨に賛同する身長180cm以上の超大型ボーカルダンスグループ“Apeace”が祭りの応援に参加!歌声とパワフルなダンスパフォーマンスで“夢さんままつり”を盛り上げる。
また、震災直後より当法人と協力団体として手を携え、石巻し雄勝中学校“希望の和太鼓プロジェクト”・東松島市“青い鯉のぼりプロジェクト”を支援する宮城県の文化芸術団体からSAMURAI APARTNENTや地元岩手県からの文化芸術団参加など、大船渡の“食”と“音楽”と“観光”と“グルメ”を連結して夢さんま祭りを盛り上げ東日本復興につなげてゆく。
震災を風化させず地元の皆さんの復興を願い「一緒に夢と希望をもって元気に前に進みましょう!」と共にする気持ちで今年は“Apeace”が一緒に一日“夢さんままつり”で共にいい汗を流す。

レポート

レポート 

あいにくの雨空の下、“夢さんま祭り”のバトンを繋ぐ復興祭り、“新生おおふなとさんま祭り”に明るい笑顔が輝いた!

2018年9月30日(日)、 新夢商店街とキャッセン大船渡を会場に“夢さんま祭り”のバトンを繋ぐ復興祭りが開催された。
“夢さんま祭り”は当NPO法人に2012年、当時地元で活動していたNPO団体の要請を受け支援した「GFSC 東北Hope Community Project」が縁となり2013年7月に仮設夢商店街の強い要請によって、岩手「大船渡市」地域住民(仮設夢商店街)と文化芸術を通して東日本復興支援活動を推進するNPO法人日韓文化交流会とが連携して仮設夢商店街の復興と活性化のために力を合わせて企画・開催するイベントとして継続して4回開催された。
しかし震災復興が進み仮設夢商店街の撤去が決まり、震災後2011年12月より苦楽を共に歩んできた仮設夢商店街は、2017年4月29日に新夢商店街とキャッセン大船渡に別れ新たな道を進む事となった。
6年にわたり地元大船渡地域住民と縁を繋いできた当NPO法人は、今年2018年、この縁深い2つの商店街と手を携え、5回目の復興祭りの企画・開催に至った。

当NPO法人はこの祭りに札幌・東京をはじめ被災地宮城県東松島も含め、全国からの応援団と共に町興し・復興につなげる応援に参加した。
この開催場所では初の復興祭りに皆の思いが集結する。
台風の接近により同日の祭りが相次ぎ中止される中での開催に若者、子供連れのご家族、年配の方々など多数訪れ、会場は人出と活気に満ち溢れた。

開会式では大船渡市長より「震災後、地域住民、NPO法人日韓文化交流会と共に手を取り合い復興に尽力してきた。復興祭りを楽しみながら、新しく生まれ変わる大船渡の皆様の活気に繋がれば嬉しい」と語った。
また、この祭りに開店を合わせた夢商店街内の夢横丁が紹介された。

昨年低迷したさんまの水揚げも、今年は祭りを祝い戻ってきたかのように、大ぶりで豊漁だ。
会場では2000匹の炭火焼さんまの無料提供が始まった。
その旬の香ばしい香りの中、当NPO法人はさらに進化した大船渡新名物”さんまばっとう”(さんまのすり身入り団子)を使ってバージョンアップした日韓コラボ”夢さんまキムチ鍋”を500食無料提供。あいにくの雨で肌寒さもあり体の温まる夢さんまキムチ鍋は今年、さらに大盛況!長い列ができていた。

舞台では当NPO法人GFSC(Good Friends Save the Children)の趣旨に賛同し温かく応援する身長180cm以上の超大型ボーカルグループK-POPアーティストApeaceが初参戦!
2回の無料チャリティーライブを開催。

自らが恒例とする公演を前夜、東京で行いながら、東北復興を願う彼らは復興祭りを盛り上げ大船渡の皆さんと交流を持ちたいと駆けつけたのだ。
身長180cm以上のメンバー10人が並ぶステージは圧巻!!
Apeaceのステージが始まると天も聞き耳を立てるかのように雨が上がる。
チャリティーライブのコメントでは「大船渡の皆さんに会いたくてやって来ました。僕たちの歌で皆さんがもっと楽しく、もっと元気になってもらえるよう精一杯歌います!」と語り熱唱した。
その迫力ある歌声とパフォーマンスに大きな歓声が沸き起こった。
また祭りのご祝儀に振舞う餅まきにも参加!
Apeaceメンバーは準備された600個の紅白の餅を豪快に観客に振舞い、会場は盛大に盛り上がった。
そして地元の皆さんとふれあいたいとの言葉通り、大船渡名物炭焼きさんまの直接手渡しサービスや、会場となる全商店に激励の挨拶に回った。

地元からは、浦浜念仏剣舞が披露された。小雨降る中、小さな子供たちも衣装を着け郷土芸能を伝承する姿に大船渡の輝く未来を予感する。
また、当NPO法人と震災直後より“GFSC希望の和太鼓プロジェクト”で宮城県石巻市雄勝中学校の輪太鼓支援、宮城県東松島市での“青い鯉のぼりプロジェクト支援”で約8年間手を携えてきた宮城県文化芸術団体から、和太鼓とDJ、和声ボイスで構成される若者グループSAMURAI APARTMENTOの公演が繰り広げられた。
震災で同じく被害を被った宮城県東松島で青春期を過ごしたメンバー達から“震災当時は何をしていいのか解らなかった。今は僕たちの演奏で皆さんに楽しんで元気になってもらえたら嬉しい”とのコメントに観客から共感の大きな拍手が沸き起こった。

舞台・会場内で繰り広げられる様々な公演に観客から大きな歓声と拍手が沸き起こる。
会場では、夢さんまキムチ鍋を、「美味しい!」と頬張るお孫さん連れのご夫婦。
「初めての味だけどキムチとさんまは合うね!」と若者たち。
復興へ進む新しい街が多くの人々でにぎわう1日となった。

復興事業が進み見違えんばかりに美しく生まれ変わる街。
大船渡の皆さんも震災後から今に至るまでに思いを馳せながら、訪れた観客と共に5回目となる復興祭りを満面の笑みで楽しむ。
2つの商店街が初めて手を携えるには難しいこともあったが、来年はもっと上手く出来ると思うとの声があった。
今年大船渡には震災後6年繋ぎ続けてきた絆、新たに芽生える絆があった。
絆の輪を広げ、新しく生まれ変わる大船渡の再興と活性化を応援したい!

NPO法人日韓文化交流会とGFSCは文化芸術を通して東日本復興推進活動を今後も継続して参ります。



マスコミ紹介

Web東海新報
https://tohkaishimpo.com/2018/10/02/222863/


ギャラリー

※ 無断転載を固く禁じます。


よいよ開会!開会を祝してテープカット!

プロのさんま焼き師が焼き加減を吟味

会場には香ばしい炭焼きさんまの香り

恒例!日韓コラボ“夢さんまキムチ鍋”

夢さんまキムチ鍋を求め長い行列

美味しいよ~!!

夢さんまキムチ鍋に笑顔!!

地元伝統芸能“浦浜念仏剣舞”の公演

SAMURAI APARTMENT公演

和太鼓、DJ、和声ボイスコラボに聞き入る観客

ApeaceのステージIスタート!

雨も上がりたくさんの観客が集まります

Apeaceの曲に踊りだす皆さん

楽しいわ!ありがとうの声が!!

Apeaceが祭りのご祝儀!餅まきでふれあい

各店舗に激励のご挨拶回りでふれあい

炭火焼きさんま手渡しサービス

美味しくたべてね!

ステージIIがスタート

最後のステージを盛り上げる!

賞品をかけてじゃんけん大会

Apeace直々に賞品手渡しで祭りは閉会


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