7th 日韓友情フェスタ レポート

2015年4月5日 毎年4月恒例、今年で7回目を迎える日韓友情フェスタ2015が「渋谷公会堂」にて開催された。
日韓友情フェスタは韓国との縁の深い高麗郡建郡1300年を祝い日韓両国の文化交流と友好親善を高めながら日韓の歴史の疎通の場として生かすスペシャル企画だ。
毎年日韓両国で一番話題性と注目度が高い出演者が名を連ねる中、日韓国交正常化50周年という意味ある今年、「根の深い木」のイ・スヒョクをスペシャルゲストとして迎えた。

当NPO法人日韓文化交流会が推進するGFSC(Good Friends Save the Children)活動映像の後、開演となった。
はじめに「日韓友情フェスタ」お馴染みの小さなオーケストラとして名高い“バラダン”の登場だ。
癒しの芸術品と言われる“バラダン”が「チャングムの誓い」から「フェブガ」と「トンイ」から「愛別離」を情緒豊かに演奏され会場を魅惑の世界にいざなった。
「日韓友情フェスタスペシャルメドレー」と題し、7年間を思い返すゲスト俳優の映像を背景に歴代俳優の主演ドラマ「海神」~「朱蒙」~「善徳女王」~「太陽を抱く月」~「ペク・ドンス」~「ソドンヨ」に続き、イ・スヒョク出演の「根の深い木」の演奏が壮大に繰り広げられた。
韓流ドラマの感動的な音楽の響きに加え、歴代俳優の様々な映像にその歴史を感じつつ懐かしく見る人の心に響いた。
次はゲストTRITOPS✳を招きバラダンとのスペシャルコラボ。
「会いたい」「ダサい男」「さくらぶ」の生演奏とTRITOPS✳の素晴らしい歌唱力は会場を魅了し惜しみない拍手が送られた。
続いてトークタイムでは、開演前ロビーでTRITOPS✳への熱い思いを込めたメッセージが書き込まれた応援の寄せ書きが贈呈された。
続いてファンの声援の中、リーダーのヒョンムン作曲、ドラマ「太陽を抱く月」から「月の光が消えて」、「夜警日誌」から「涙だけ溢れ」の熱唱に、会場から割れんばかりの拍手が沸き起こった。

いよいよ大きな歓声に迎えられイ・スヒョクさんの登場。
2014年度コリアベストドレッサー賞受賞のトップモデルらしい精悍なスタイルと端正な面持ちに会場からはため息まじりの歓声があがった。
そして、当法人より日韓両国文化交流活性化に寄与した功労に対して感謝牌がイ・スヒョクさんに贈呈された。
その後、7th日韓友情フェスタ2015に歴代の錚々たる出演者につづきバトンを引き継いだ感想や出演した時代劇「根の深い木」のエピソード、交友関係のトークが持ち前の低温ボイスで魅力たっぷりに、時にはユーモアを加えて語られた。
そして、めったに聞くことができないというイ・スヒョクの貴重な歌声<クァク・ジノンの자랑(自慢)>が披露された。
続いてイ・スヒョクの出演した「一理ある愛」の一場面の再現に、客席の皆さんから抽選でスヒョクの手にワセリンに代えてハンドクリームを塗ってあげるという心ときめくサプライズが催された。
抽選で選ばれた方を前にイ・スヒョクがあの素敵な低温ボイスで日本語で「ぬって!」と手を差し出すと会場は羨望の歓声につつまれた。

そしてイ・スヒョクより当NPO法人日韓文化交流会が推進するGFSC(Good Friends Save the Children)のチャリティー基金に支援参加くださった皆様を代表して当法人に贈呈された。
続いて、イ・スヒョクへの熱いメッセージが書き込まれた応援幕の贈呈され、イ・スヒョクは受け取った応援幕を肩に羽織って客席を背に記念撮影!
観客の皆さんに満面の笑みが輝いた。

最後に、スペシャルプレゼントとしてイ・スヒョク、TRITOPS✳からサインボールが会場のみなさんにプレゼントされた。
今日の感動を胸に、思い出を自身のカメラに収めることのできるフォトセッションに続き、TRITOPS✳、イ・スヒョクの感謝の意と心のこもった挨拶で終演を迎えた。

終演後、イ・スヒョク、TRITOPS✳のチャリティーハイタッチ会で更なる思い出を重ね会場を後にする観客の皆さんには満足気な笑顔が満ち溢れていた。

翌4月6日、連日の雨模様一転、奇跡的な晴天の中、恒例の日韓交流スペシャル企画「7th日韓友情フェスタ2015」と連動した特別企画「Meets komago高麗郷への旅×イ・スヒョク」が開催された。

高麗郷は高句麗の王族とエリート達が移り住んで以来、来年2016年に1300年を迎える。将に日韓友好親善の象徴的な場所といえる。この韓国と縁の深い高麗郷、高麗神社へ西武鉄道の特別協力を得て臨時貸切電車にてファンの皆さんと共に高麗駅に向かった。

先ず、先頭車両より車内の皆さんに微笑みを浮かべながら歩むイ・スヒョクの姿に乗客の皆さんから驚きの歓声が沸き起こった。
電車が出発すると、イ・スヒョクの魅力的な低温ボイスで「僕と共に高麗郷への旅を楽しんでください」との車内アナウンスに続き、少し遅れたホワイトデーのプレゼントとして、車内で待つファンの元に出向き、一人ひとりに視線を合わせながらかわいいキャンディーが丁寧にプレゼントされた。
車内の皆さんは満面の微笑みで至福の時を楽しんだ。
車窓には満開に咲きほこる桜がみごとで、高麗郷への旅に花を添えるようだった。

瞬く間に楽しい時間は過ぎ、イ・スヒョクの高麗駅到着のアナウンスと共に電車は高麗駅に到着した。
到着した高麗駅広場には韓国の道祖神「将軍標」が皆を迎えた。この地が韓国との縁深い地であることを実感する。
その「将軍標」の前でイ・スヒョクは同乗の皆さんと共に記念撮影を行い貴重な思い出を記した。

高麗神社では、高句麗装束で着飾った皆さんに迎えられ参道を進んだ。
参道を覆う満開の桜にイ・スヒョクも時折、灌漑深げに桜を仰ぐ姿があった。
二の鳥居で高麗神社60代目の子孫である現宮司に迎えられ、参拝前の清めの手水を共にした後、拝殿に入り、参拝を終えた。

そしてイ・スヒョクの姿を今か今かと待ち受ける境内の多くのファンを前に登場すると、この歴史深いイベントに参加出来たことへの光栄なる気持ちと日韓両国の親善の花が咲くことを願うと挨拶された。
続いてのフォトセッションではイ・スヒョク自らファンの皆さんに歩み寄る姿もあり、和やかな中にも時折、歓声と幸せなどよめきが沸き起こった。

この穏やかな春の息吹につつまれた日の高麗郷訪問は渡来人の先祖の魂を慰め、日韓文化交流に繋がる特別な1日となったことであろう。

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